町内会や自治会に加入するメリットとデメリット
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自治会には参加したほうが良い?加入した場合のメリットとデメリットについて、ポイントを絞って紹介します。
町内会・自治会とは
町内会や自治会は、地域住民同士で集まって安全活動や清掃、夏祭りなどを行い、安全かつ安心して暮らせるような環境づくりを目指していく自治組織です。
道路のごみや草取り、田舎の方なら河川清掃なんかも自治会が行う活動です。自治会は行政や警察などともつながりがあり、環境美化や地域の安全を実現するための連携が行われています。
ちなみに町内会と自治会の違いはなく、地域によって呼び方が違うだけです。
自治会への加入は法的な決まりはなく、任意となります。ただ加入の勧誘に際し、みんな加入してる、入らないと困ったことになる、といったことを言われると、入らざるを得ないような気持ちになります。
ただし現在はこうした半ば強制的な加入への勧誘は少なくなったと言われ、本当の意味で任意のものとなっています。
実際に過去の加入率が9割を超えていたのに対し、現在は半分以下です。
ご近所づきあいが少ない、関係が希薄などということも、この自治会への加入率の減少と無関係というわけではないでしょう。
では町内会や自治会に入るとどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリット
1.交流が増える
2.行政へ意見を言いやすくなる
3.災害時に助け合いやすくなる
地域の清掃や夏祭り、バザーや運動会の開催など季節ごとにイベントがあり、定期的に顔を合わせるため仲良くなりやすく、交流も増えます。
子供がいる家庭では、町内会の人たちに顔を覚えてもらえればいざとなったときも安心です。
また町内会を通せば行政に意見を言いやすくなります。夜道が暗くて危ないから街灯をつけてほしいといった要望も、通りやすくなるわけです。
災害時には、町内会やご近所さんと協力して、避難活動などもスムーズに行えます。
デメリット
1.時間的拘束
2.会費の支払いがある
3.プライバシーの問題
一方でデメリットは、町内会の会議やイベント、その準備などいろいろなことに時間を割かれてしまう点です。
また会費についても毎月いくらか支出しなければならないため、全く活動にかかわらない人にとっては無駄な出費と考えてしまうかもしれません。
また町内会のメンバーに登録する際、住所、氏名、家族構成といったプライバシーにかかわる情報を提供しなければなりませんし、メンバー同士の連絡に電話やLINEといった情報を交換しなくてはならない可能性もあります。
ここまで町内会や自治会に加入するメリット・デメリットについて見てきました。これらをよく吟味して、加入すべきかどうかを判断してみてはいかがでしょうか。