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「駅近物件=住みやすい」とは限らない?メリットとデメリットを知ろう

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「駅から近いこと」は、家を購入する多くの人が希望する条件のひとつです。

しかし、駅近の物件は常に人気がある一方で、必ずしもメリットばかりではないということをご存じでしょうか?

今回は駅近物件のメリットとデメリットを、合わせて解説します。購入後の「こんなはずじゃなかった!」を防ぐためにも、必ずチェックしましょう。

「駅近物件=住みやすい」とは限らない?メリットとデメリットを知ろう

駅近物件のメリット

駅近物件を購入するメリットは、大きく分けて「生活の利便性が高い」「売却しやすい」の2つがあります。

①通勤・通学に便利
毎日通勤通学する人にとって、慌ただしい朝はほんの数分でもとても貴重に感じられますよね。駅に近いことで通勤通学の時間を短縮でき、そのぶんプライベートを充実させられます。

また休日に遠出したあとでも、駅から自宅が近ければすぐに帰宅できます。疲れた足で自宅までの長い道のりを歩いたり、雨の中自転車を走らせたりする必要もありません。

②生活の利便性が高い
駅の周辺は、商業施設や日用品のお店、公共施設が多く集まる場所でもあります。

生活に必要なものを気軽に買いに行けたり、体調がすぐれないときにすぐに病院に行けたりと、幅広い世代にとって暮らしやすいのが駅近物件の魅力です。

飲食店も多いので、家族みんなでの外食や自炊が面倒な日の食事のときでも、お店選びに困りません。

駅近物件のデメリット

駅近物件のデメリットには、「騒音が気になる」「価格が高い」という2つの点が挙げられます。

①騒音が気になる
駅周辺は夜遅くまで営業している飲食店や、大きな音楽をかけている娯楽施設も多い傾向にあります。静かな環境を求める人にとっては、遅くまで聞こえてくる音楽や人の話し声が、ストレスに感じられることも少なくありません。

また、線路を走る電車や踏切の音、車が往来する音なども聞こえるというのも、購入を検討する際には考慮すべきでしょう。

②価格が高い
駅近物件は常に人気が高いため、どうしても価格が高くなってしまう点はデメリットです。

同じ広さ・間取りの物件であっても、駅に近い物件の方が需要は高く、そのぶん価格も上がります。「部屋は広いほうがいいけど、駅からの距離にもこだわりたい」という場合は、予算オーバーにならないように十分な資金計画を立てることが重要です。

「駅近」に惑わされない!自分に合った物件選びを

駅近物件と聞くと、交通や生活の便が良いというイメージが強く、「駅近物件を選べば間違いない!」と考えている人も少なくありません。ですが、駅に近いことが原因で、逆にストレスが溜まったり生活の質が下がったりするケースもあるということは知っておきましょう。

物件を検討する際には、間取りや設備だけでなく、周辺環境や生活利便性なども必ずチェックして、ご自身のライフスタイルに合った物件を選ぶことが大切です。