2025春 愛知の山車祭り3選
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愛知県では、山車の数が日本で一番多い地域として知られ、地域の伝統や文化を色濃く反映した山車祭りが数多く催されています。華やかな山車が街中を練り歩き、訪れる人々を魅了するこれらの祭りは、地元の人々にとっての誇りであり、観光客にも人気を集めています。今回は、愛知県で開催される代表的な山車祭りを3つご紹介します。それぞれの祭りの地域ごとの特徴や風情を感じながら、山車が織り成す壮大な光景を楽しんでください!

2025春 愛知の山車祭り3選 犬山祭り(犬山市)
犬山祭りは、愛知県の犬山市で毎年春に開催される祭りで、豪華絢爛な13輌の車山が城下町を巡行する、国の重要無形民俗文化財にも指定された、針綱神社の祭礼です。精緻な彫刻や美しい装飾が施された山車が街を練り歩き、音楽や踊りも祭りを大いに盛り上げます。昼間はからくり人形の演技、夜には提灯山車の巡行が楽しめ、満開の桜並木の中を巡行する姿は、まるで錦絵を見るような美しさだとも言われています。
犬山祭りの期間中には、犬山城周辺や桜並木のライトアップも行われます。夜になると、ライトアップされた桜と山車が幻想的な雰囲気を作り出し、昼間とはまた違った魅力を楽しむことができますよ!
1.開催時期
毎年4月の第一土曜日とその日曜日に開催されます。2025年は4月5日、6日に開催されます。
2.開催場所
針綱神社前ほか犬山城下町一帯
3.山車
犬山祭りの最大の特徴は、豪華で精緻に装飾された山車(だし)です。山車には美しい彫刻や飾りが施され、祭りの間、地元の人々がその山車を引きながら町を練り歩きます。山車の動きに合わせて、祭り囃子や伝統的な踊りも披露されます。
4.見どころ
犬山祭りでは、細かく作りこまれた彫刻や飾りが施された3層の車山13輌に、見事なからくり人形が備えられ、笛や太鼓の音に合わせて城下町を練り歩きます。
地域住民や参加者によって、祭りの進行に合わせて伝統的な踊りや舞が披露されます。これらの演技は、祭りの歴史や文化を感じられ、観客の皆さんを楽しませること間違いなしです!
また、犬山祭りの開催地である犬山城は、桜の名所としても有名です。山車の巡行と共に、犬山城の美しい景観や桜の花を一緒に楽しめるので、豪華な山車を楽しみながら、春の訪れを感じてみてください!
2025春 愛知の山車祭り3選 ちんとろ祭(正式名称:住吉ちんとろ祭)
ちんとろ祭(正式名称:住吉ちんとろ祭)は、愛知県半田市上半田地区で毎年4月の第2土曜日と日曜日に開催される伝統的な祭りで、半田の春まつりの一つです。
「ちんとろ」という名称は、舟に飾られる提灯「珍灯籠(ちんとうろう)」や、おはやしの音から由来していると言われています。
ちんとろ祭では、山車と共に宮池に2隻の「ちんとろ舟」と呼ばれる船が登場し、祭りを盛り上げます。
「ちんとろ舟」と半田市指定の無形民俗文化財に登録されている三番叟の舞のコラボレーションは、心に残る美しさがあります。
1.開催期間
住吉神社の宮池に2隻の「ちんとろ舟」を浮かべ、その上で子どもたちによる三番叟の舞が奉納されます。
1.開催期間
開催時期:
毎年4月
2025年は4月13日(土)、14日(日)に開催されます。
2.開催場所
住吉神社(入水下神社)
上半田地区
3.山車
ちんとろ祭では、豪華絢爛な山車の上には、精巧な技術で作られたからくり人形が披露され、北組と南組の2輌の山車が町内を巡行し、それぞれ異なる彫刻や装飾が施されています。
4.見どころ
ちんとろ祭では、昼と夜で異なる幻想的な雰囲気を楽しめるのが最大の見どころです。
山車と共に宮池を巡行する2隻の「ちんとろ舟」が登場し、夜には提灯が灯され、水面に映し出される光の景観が、さらに神秘的で美しい雰囲気を作り出します。
そして、「ちんとろ舟」の上で子どもたちが奉納する三番叟の舞は、まさに祭りの見どころのひとつです。
また、土曜日の夜には宮池で花火が打ち上げられ、提灯で飾られたちんとろ舟とのコラボレーションで、より一層祭りが盛り上がります!花火の華やかな光と、ちんとろ舟が水面に映し出す幻想的な景色が一体となり、まさに圧巻の美しさとなります。この瞬間は、祭りの魅力がピークを迎える特別な時間ですよ。
2025春 愛知の山車祭り3選 亀崎潮干祭り(半田市)
亀崎潮干祭り(かめざきしおひまつり)は、愛知県半田市の亀崎地区で毎年開催される伝統的な祭りで、愛知三大潮干祭りの一つとして広く知られています。
亀崎潮干祭りの起源は、江戸時代に遡ります。地域の漁師たちが海の恵みに感謝し、豊漁と安全を祈願するために始まったとされています。また、祭りは地域住民たちの協力と参加により、数百年にわたって受け継がれてきました。
海の恵みを祈る祭りとして、地域の文化や伝統を大事にする地域の人々にとって、非常に大切な行事となっています。
1.開催時期
毎年5月3日・4日
2.開催場所
愛知県半田市亀崎町 神前神社周辺
3.山車
亀崎潮干祭りの山車は、非常に豪華で華やかな装飾が施されています。知多型と呼ばれる独特のスタイルで装飾された山車で、伝統的な彫刻や絵画が山車に描かれており、細部まで凝った美しいデザインが魅力です。山車は手作りであり、職人たちの技術が光る一品です。
4.見どころ
祭りのメインイベントは、豪華な山車(だし)の巡行です。山車には精緻な彫刻や美しい飾りが施され、伝統的な祭り囃子の音楽に合わせて、地域住民たちが山車を引きながら町を練り歩く姿は多くの観光客や地元の人々にとって楽しみの一つとなっています。
また、亀崎潮干祭りの特徴的な儀式の一つに、潮干し(潮干祭り)の儀式があります。これは、海岸に行き、海の恵みに感謝して潮を引く作業を行うもので、漁業の繁栄と海の安全を祈願する意味が込められてます。干潮時に5台の山車を海浜に曳き下ろす勇壮な光景が最大の見どころとなっています!
華やかな山車が街を巡行し、伝統的な舞や迫力あるパフォーマンスが繰り広げられる光景は、まさに圧巻です。提灯の灯りや花火とのコラボレーションが幻想的な夜を作り出し、豪華絢爛な山車、伝統的な芸能といった地域に根付いた歴史と文化を体感できる貴重な祭りです。ぜひ、愛知県の春の山車祭りを体験し、その魅力を直接感じてくださいね!